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腕囲や胸囲を測って「何センチある」とか言う会話をよくされると思いますが、実際に測っ てみて予測を上回るサイズだった事がありますか?おそらく予測した数値に達せずに前 回計測した時と変わっていないケースが多かった事と思います。筋肉はあせつてしょっち ゅう計測する程には肥大しないのです。そして測ってしまう事によって現実をたたきつけ られ結果、がっかりすると言う精神的におけるマイナス面だけを残してしまいます。また 体重の計測も同じように増加時に頻繁に測ってもそれが筋肉による増加なのか脂肪による ものなのかはっきりしませんし、減量時でもその内訳までは語ってくれません。そしてコ ンテストビルダーの様にステージ上でポーズを取ってどう見えるかで勝負する選手にと って体重の数値とは体重別選手権のカテゴリーに入るために必要な数値であり、コンディ ションの指標にはりません。体脂肪率も市販の計測器では様々な条件が数値を狂わせま すのであまりあてには出来ませんし、コンテスト時にいくら体脂肪率が低くても浮腫んだ 様に見える選手は評価されませんし、逆に本当はものすごく脂肪がのっているのにバリバ リのカットやディフニションが見える選手は評価の対象になります。

 
 
 
 
たとえば、あなたがボディビルコンテストの審査員だったとします。そして、コンテストの当日の朝、会場に着くと一人の選手が明るく元気な声で「お早うございます」とあなたに挨拶をしました、目の大きな人なつっこそうな顔が印象的でした。そしてプレジャッジの開始です、次々と選手が登場してくる中、一位の選手は決めたのですがどうしても2位と3位の選手の差異を見極めかねています、ふとよく見ると今2位、3位の比較で左でポーズを取っている選手は、今朝元気に私に挨拶をしたあの青年ではありませんか、身体で優劣が付けられないのであれば・・・・・。こんな事があるかも知れませんよ。人は人を見るときその人となりを見るのです、それは目に見える所だけではありません。

 
 
 
 
コンテストに出場しだしてからのキャリアが結構あってフィジークもそんなに悪くない、でも順位が停滞していて上がらないなぁと思っているあなた、一度今までに出場したことのないコンテストがあれば出場してみてください。何故なら審査員の面子が変わったり、周りの相手が変わるとあなたに対する評価も変わるかも知れないからです。そしてもしその コンテストで良い成績を収められれば、今まで出場していて順位が上がらなかったコンテ ストでも順位が上がるかも知れません。コンテストの順位付けは元々ハッキリした根拠の 無い物でちょっとした先入観が順位を大きく左右する事もあるのです。

 
 
 
 
「今度初めてボディビルのコンテストに出場しょうと思っているのですがクラスは何キロ 級に出場すれば良いでしょうか」などと思っている方は2段構えで設定して見てください。 と言うのも現在の筋肉量から計る目前の設定と、身長などフレームから計る将来的なもの とを別々に考えておかないとその選手の器を小さくしてしまう恐れがあるからです。つま り初心者が目前のコンテストでそれなりの成績を意識するので有れば現在の少ない筋量 なりの体重設定をしなければなりませんが、必ずしもその体重がその人のフレームに対す るベストな体重設定とは限りません。おそらくもっと重いクラスで仕上がる身体まで大き くならないともっと上のレベルの大会では成績を残せないでしょう。ただ、今その重いクラ スで出場しても位上がりが甘すぎて予選落ちになるかも知れません。しかし自分のフレー ムに対する体重設定を知っておかないと何故かいつまで経っても軽量級で止まってしまう 傾向があります。自分の器をフレームに見合わない軽いクラスに押し込め続けていてはい つまでたっても大きくなりません。

 
 
 
 
「腹筋は他の筋肉とはちがう筋肉だからレップ数をこなさなければなりません。」なんて事 を言っているトレーナーの方をたまに目にしますが、本当にそうでしょうか。腹直筋は起始 を恥骨陵と恥骨結合とし、停止を第5〜7肋軟骨及び剣状突起の前面とする筋肉で3〜4個の 腱画と呼ばれる節が筋腹を4〜5節に分けています。よく割れた腹筋と称されるのはこの腱 画の部分と筋腹の厚みが作り出す段差が大きくなっている人の腹筋を指します(もちろん 体脂肪が低い状態です)従って腹筋のバルク(筋量)がポイントになって来る訳です。バルク アップの為のトレーニング法であれば何十回も出来るような低強度のトレーニングはしま せんよね、腹筋も他の大胸筋や二頭筋などと同じ骨格筋ですので他の部位と同じく10〜15 レップで出来るだけ高強度を目指します。あなたは何十レップもシットアップをする腹筋 の鬼と呼ばれていませんか?

 
 
 
 
何の事かと申しますとヒラメ筋と腓腹筋、つまりカーフの事なのですが、普段のカーフの トレーニングでカーフレイズなどを行う時の使用重量をあなたは何kg位の重量を扱って いますか?。カーフには日常、ジャンプして着地した瞬間などは体重の倍以上の力がかか っているのですがご存じでしょうか。筋肥大を促すトレーニングと言うのは言い換えれば 筋肥大しなければ対応出来ないような強度と言うことであり、あなたの体重プラスアルフ ァ程度の強度はあなたのカーフにとって日常的な負荷であり筋肥大をする必要がないの です。自分のカーフにどれぐらいの力があるのか一度トライしてみてください、結構力持 ちですよ。

 
 
 
  リバースグリップロウイング。あなたは行っていますか?、では何故その種目をチョイス しているのですか、有名ビルダーが行っていると雑誌で読んだからでしょうか。通常のグ リップ(順手)とリバースグリップ(逆手)では何がどう違うからどうなのかを考えて見ま しょう。まずストレートバーを使って引くという動作を検証してみると、動きに参加する 筋肉群は主に上腕二頭筋、上腕筋、三角筋後部、広背筋、大円筋、僧帽筋、菱形筋、などですが、 順手の場合、前腕が回内し上腕部は内旋した状態になります、したがって上腕二頭筋の運 動への参加率がさがり広背筋など他の筋肉の負担が大きくなります。反対に逆手の場合は 腕が外旋、回外の状態になり上腕二頭筋が運動に加わりやすく引く動作は順手に比べて楽 になります。鉄棒の懸垂の順手と逆手をイメージしてみてください。次に押す動作ですが ベンチプレスで検証してみましょう。ベンチプレスの運動に参加する筋肉群は主に大胸筋、 上腕三頭筋、三角筋前部などです。ベンチプレスを行う姿勢では順手の場合、腕は内旋し脇 が開きます、このため胸の位置でバーを押す動作がしやすくなり、大胸筋の参加率は上が りますが、逆手の場合ですと腕は外旋し脇が閉じぎみになり胸の位置での動作がしづらく なります。このため運動に大胸筋が参加し難くなり、押すという動作は上腕三頭筋にかか る割合が大きくなります、このように解剖学的に順手と逆手を検証することで行う運動の 目的に対してどちらが良いのかチョイスしていきましょう。

 
 
 
 
大胸筋に意識を集中してとか、広背筋を意識しながらとかよく言われますよね、あなたはこれらの事が出来ていますか?なかなか難しいものです。では意識をしないとどういう事になるのでしょうか、前項で説明した様に”引く”とか”押す”などの動作を使ってトレーニ ングを行う場合、運動に参加する筋肉が複数あります。しかしトレーニングの目的が大胸 筋や広背筋と言ったようにピンポイントであれば、それらを意識しないと力が分散してし まい、腕の力の強い人は押すのも引くのも腕の力が主で行ってしまい、胸や背中がベンチプ レスやロウイングでは発達し難いという事態になってしまいます。

 
 
 
 
フリーポーズの選曲に単に観客のウケを狙っただけの様な変わった選曲をして笑いを誘っ ている選手を時々目にしますが、観客のウケ様とは逆に審査員のウケは大体の場合悪くな ります。それは皆が真剣に立ち向かっている競技なのに単に個人のウケ狙いの場に利用さ れた気になるのです。そういう選手の採点はほとんどマイナスの評価になりますので、自分 が評価してもらう相手は客ではなくて審査員だと言う事を心得ましょう、あなたの評価が 低くてもかまわないのであれば別ですが。

 
 
 
 
あなたはダブルバイセップスの時にいちいち自分の二頭筋を目視してチェックしてからポ ーズをとっていませんか?。どの世界でも王者は王者として始めから風格を兼ね備えてい るものだと言ういわゆる帝王学のようなものがありますが、ボディビルのようなフィギュ ア競技の場合、まさにこの風格という気をまとうかまとわないかが見た目の印象に大きく 関わってきます。たとえばステージに上がって皆に見られているのに自分の体(腕や胸)を いちいち確認したり、小またでチョロチョロ歩いたりしている選手よりもいつも堂々と正 面を向いていて筋肉がありすぎて重く、素早く動けないかの様にのっしのっしと歩く選手 の方が王者の風格が漂いますよね、次に出るコンテストに勝負をかけているのであれば、 王者で挑んでください。
 
       
       
       
   
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