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  ボディビルにおける減量と言うのは、単に体重を落とすのが目的ではなく、筋肉は最大限 に残さなくてはなりません。あなたの筋肉量を支えている最大のファクターはプロテインでもその他の栄養素でもなくトレーニング強度なのです、基本的にオフ時に100キロの負荷のトレーニングで培った筋肉は100キロの負荷を受けるための必要量なのですが、減量 をスタートして強度を落として60キロの負荷に下げるとそれに必要な分しか筋肉は残り ません、つまりバルクダウンを意味します。よくパワーがなくなるからしかたなく重量を 下げると言う人がいますがダイエットでなくなるのはパワーではなくてまず精神力です、そして体力。だからたとえオフ時と比べてレップ数が減少してもオフの時に扱っていた最大負荷は死守出来るはずです。もちろん減量時でも筋肉づくりに必要なタンパク量は必要です。  
       
 
 
       
  昔から減量と有酸素運動はセットで考えられていますが、私はあまり行いません。 と言うのも私の場合サラリーマンなので普段仕事が終わったあとの限られた時間を目一杯使ってバルクアップトレーニングを行っているので、その貴重な時間をさいてまで、あ まり効果の期待出来ない有酸素運動に使おうとは思いません。たとえば1時間エアロバイ クを行っても消費カロリーはせいぜい100〜200キロカロリーです、しかもオフ時はその 1時間をバルクアップのために使っているのに使えなくなってしまいます、減量は80%食 事で行えます。有酸素運動に依存してしまうと「今日は食べ過ぎちゃったけど代わりに1時 間走るからいいや。」なんて確証のない考えが出てきてしまいます。それで減量が出来ない のなら思い切ってつらくてあまり効果の期待できない有酸素運動はやめて食事法だけの 減量にしたほうが賢明ではないでしょうか。一つでも減量時のつらい要素を外せれば減量 も幾分か楽になりますよ。  
     
   
 
 
 
       
  よくカロリー計算を行って食事をすると言う話を耳にしますが摂取カロリーの計算は確 かにきっちり出来ますが、あなたは一般成人男子などではなくあなた個人の消費カロリー を表せますか?おそらく無理でしょう。ボデイビルダーの筋肉量や運動量は一般の方とは かなり異なっていて資料などに記されているカロリー消費量は全く参考になりません。そ もそもカロリー計算と言うのは摂取と消費の差し引きですので摂取カロリーをマイナスに 持っていく事により体脂肪を燃焼させる必然を生みます。マイナスに持っていくための計算式にあてはめる減数が出せないのであれば計算も何もないでしょう。ただ口にする食品 ごとのカロリー値を知っておくのは大切な事です。  
       
   
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  筋肉を肥大させるために我々はトレーニングをしていますが筋肥大全体のプロセスの中 でトレーニングと言う部分は一つのファクターにすぎません。では他にどの様なファクターがあるか考えてみましょう。まず休養です、トレーニングで傷ついた筋肉は休養を与え る事によって超回復に至ります。次に栄養、これは分解吸収されて後に筋肉に成り変わり ます、そしてホルモン、これは摂取した栄養素を同化にまでもっていくために必要なファ クターです。これらの要素を個々に高めてやれば理論上筋肥大は起こるはずです。では個 別に強化する方法ですが、トレーニング。これは負荷を増してやればいいですね。休養。こ れも心身ともに安静にしていれば出来ますよね。次に栄養。これもプロティンやアミノ酸 などのサプリメントでカバー出来ます。じゃぁホルモン系、こいつばかりは任意で強化は難しいですね。外部からの摂取はドーピングしかありませんのでJBBFでは禁止されています。     
       
   
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  トレーニング・休養・栄養・そしてホルモン。この4番目の要素を任意で強化する方法はない のでしょうか。私はこう考えます。大きな筋肉と言うのは男性が男性らしくあるための特長 の一つです、これらは男性ホルモンによって特長付けられます。その男性ホルモンの一つに テストステロンと言うのがあり、こいつは睾丸で生成されるんです。睾丸の働きが活性化すれば当然テストステロン値も上がるわけです。睾丸の働きとは精子をつくる事でも有名で すね。たくさんつくらすためには、たくさんつかわなければ必要になりません。あなたの睾丸は活発ですか?  
       
   
 
       
 
 
       
  強度の高い限界のトレーニングは肉体的限界と精神的限界のせめぎ合いで行われます、大抵のトレーニーが肉体的限界を迎えるよりも先に精神的限界によりトレーニングを終わ らせてしまいがちです。強度の高いストレス下では肉体が破壊される危険があるので無意識下で精神が抵抗します「やめてくれ」と。だから非常に強度の高いセットに入る前にコンセントレーションが必要だったりするのです、でも本当に肉体的にも限界の世界なのでし ょうか、たしかに限界に近いのでしょうがこれではトレーニングを行う前に精神的に負け てしまっています。考えて見てください、自分のMAXのベンチプレスを行う時にラックか らバーを外した瞬間に「今日はいけそうだ」とか「・・今日はやけに重い、上がらないかもし れない」などと感じた事はありませんか?そしてその通りの結果になってしまいませんか、あなたは自分で自分に暗示をかけているのです。  
       
   
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  ではまだ動作を行っていないのに精神的に負けてしまわないためにはどうすれば良いの でしょうか、いい方法があるのでためして見てください。たとえばあなたのベンチプレス のMAXが100キロだとします。当然140キロとか150キロなんて重量はさわった事がない人がほとんどだと思います。それでは誰かに助けてもらってもかまいませんので150キロ位の扱った事のない重量をラックから外して支えるだけで結構ですからチャレンジして みてください。ラックから外して支えるところまでですよ、バーをラックに戻してインターバルをとってください。次にあなたのMAXである100キロにトライしてください。ラックから外した瞬間は以外と軽く感じませんか?そりゃさっき持った重量より50キロも軽 いわけですからさっきのに比べれば屁みたいなもんですよ。この様によりハードな状況を 経験してしまうとそれより低い次元の状況は何でもなくなってしまうわけです。ほらケンシロウのセリフにもあったでしょ「惜しむらくは己よりも強い相手と闘った事がない事」 ケンシロウの強さの秘密ですよね。  
       
   
 
       
 
 
       
  あなたは一日に何度プロテインドリンクを飲んでいますか?どのようなタイミングで摂 取していますか?。よくボディビルダー同士の間で耳にするやりとりですが、多くの人が 口からものを入れた時点でその食品の栄養分析表に書かれたスペックをそのまま摂取した気分になります。たしかに体内には入れましたがはたして最後まで目的の用途に使われたかどうか見届けられたのでしょうか?当然そんなことは簡単には出来ません。  
       
   
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  たとえば骨折をした人がいます。その人の体の中では破壊された箇所を修復しようと一生 懸命になります。当然骨を修復するのに必要な栄養素であるカルシウムが必要になり積極 的に取り込もうとします。牛乳などカルシウムを多く含む食品が腸を通過すればもちろん、その他の微量にカルシウムを含む食品が通過しても見逃しません。これは何故でしょう、簡単ですね、必要だからです。つまりタンパク質も必要な状況にしてやらないとちゃんと 最後まで使われないと言うことです、逆に言うと必要な状況を作ってやると、そんなにプ ロテインパウダーやサプリメントを多く取らなくても様々な食品に含まれているタンパク質から筋肉修復用にまわしてくれます、大事なのは充分に筋肉を破壊してやって必要な状況を作ってやる事です。プロテインばかり飲んでいても体が必要を感じていなければ単 なるカロリーオーバーです。  
       
   
 
       
 
 
       
  太古の昔よりおよそ地上に生存する動物は一般的に草食動物の方が肉食動物より大きな 体をしています。体が大きいと言う事は当然その筋肉も巨大です。彼らは草や葉などの植 物しか食べないのに筋肉の源であるタンパク質はどうやって補給しているのでしょう。秘密は彼らの長い腸にあります。彼らが食べた植物は口から入る前の栄養分析ではおそらく 炭水化物の含有量が多い食品と思われますが、消化され腸に廻って来てそこで発酵しバク テリアによって分解され必要な栄養素に変わります、また大量に発生したバクテリア自体もタンパク源になります。草食動物の腸は消化しにくい植物食を長時間かけて消化吸収す るために長く作られているのです、このため吸収のチャンスが長く続き、どんどん成長するのではないでしょうか。つまり分析表上の数値はあくまでも食べる前の食品としての数値 であり体内においてはその限りではないと言う事です。昔、オタマジャクシの実験を何かの本で読んだ事がありますが、オタマジャクシと言うのはそもそも雑食性で植物性プラン クトンも動物性プランクトンも両方食べます。そこで実験個体Aには植物性プランクトンだけを実験個体Bには動物性プランクトンだけを与えます、するとB個体に比べA個体の方が倍くらいの体のサイズになったそうです。そして腸の長さもB個体に比べA個体の方が倍くらいの長さだったそうです。  
       
   
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