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  よく体型や筋肉の発達の度合いを指してあの人は遺伝的に恵まれているとか、自分は遺伝的に恵まれていないとか耳にしますが本当にそうなのでしょうか。たしかに幾分かは遺伝的な要素によるものでしょうが、私は筋肉の発達は後天的なものが全てであると考えています、つまり骨の長さや筋肉の付着点(起始・停止)の位置などは遺伝的な要素ですが、それ
を動かす筋肉への負荷の掛かり方が個人によって異なってくるため筋肉の発達の差異が生じるのです。また運動神経もある程度遺伝するものと考えています。何もスポーツ経験がないのにふくらはぎのやたらと発達した人を見た事がありませんか?、よくあれは遺伝だからとか言われていますが確かに遺伝は遺伝なのですが筋肉のサイズが遺伝なのではなく一次成長期にその遺伝的要素である骨の長さや筋肉の付着点、運動神経がその人のふくらはぎにどういう負荷を与える結果となったかによるものなのです。幼少の頃ものすごく太っていたのかも知れませんし坂道や階段の昇降が多い環境だったのかも知れません、いずれにしても生まれつきなどではなく、筋肉が外的刺激を受けて後で発達したと言う事です。
 
       
 
 
       
  筋肥大を目的としたトレーニングに運動神経の善し悪しは関係があるのでしょうか。答えはイエス、関係があります、ただしマイナスの意味でです。そもそも運動神経と言うのは運動能力を司る神経です、一般的に運動能力と言うのはその仕事の結果を指します、つまり走ると言う移動、運ぶと言う物体の移動の事です。そのプロセスは問いません、そしてより速くより強く動いた結果に対して”運動神経が良い”と言う表現を使います。「より速く、より強く」と言う事は言い方を変えれば「最も効率よく」です。話が複雑になってきましたね、つまり「出来るだけ筋力をムダに使わず効率の良い仕事をする能力」いわゆる動作におけるコツですね、これが私の言う所の運動神経が良いと言うことです。  
     
   
 
 
 
       
  では何故それが筋肥大を目的としたトレーニングにはマイナスなのでしょうか。人間の動作と言うのは殆どが身体の複数の筋肉の連携によって行われています。簡単に言うと運動神経のいい人は無意識下でこの連携を最も効率良く行っているわけです。たとえば運動神経の優れた人がベンチプレスを行ったとすると、筋肉のダメージを最小限にしてバーベルを挙上してしまうわけです。しかしトレーニングというものの目的はバーベルを動かす事ではなくバーベルを使って筋肉にダメージを与える事です、ですから同じ運動をしても運動神経の優れた人よりも劣っている人の方が筋肉に負担を掛けてしまいます、ですからむしろ運動神経の劣っている人の方が筋肉の発達は著しいのです。  
       
   
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  昔、私がトレーニングにおいてボディビルを意識し始めた頃、ノーペイン・ノーゲインと言う言葉を知りました。痛みなくして発達はなし、つまりつらいトレーニングを克服しなければ筋肉は大きくならないよと言う事なのですが、以前シーテッド・オルタネート・ダンベルカールを行っている人に横で見ていた人が「両方いっぺんに上げた方がより辛いですよ」と言う指示を送っているのを見かけたのですが、確かに片方ずつ上げるより両方のダンベルを同時に上げた方が辛いことはわかりますが、はたしてその方が効果的なのでしょうか?これは言い換えれば本来扱える重量をわざわざ扱いにくいフォームにして辛さだけを感じている様に見えるのです。前項でも述べましたが筋肉はその負荷に応じて肥大します。負荷を下げればその分筋肥大も期待出来ません。スクワットを行う前にバーベルを担いだまま突っ立っていても数分で疲れてしまいますが脚のトレーニングはまだ行われていません、このような辛さはいくら味わっても脚は太くなりません。当たり前の話なのですが、あなたの身の回りにこれに似た話がありませんか?    
       
   
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  長年親しんだトレーニングルーティンを変えてしまうには勇気がいるものですが、何年も続けているにもかかわらず、体型が変わらないのもかんがえものです。自分の行っているルーティンであまり効果が感じられないにも関わらず続けている種目はありませんか?たとえば「ベンチプレス」確かにベーシックな種目であり、この種目を胸のトレーニングの日に加えている人は多いと思いますが人によってはあまり効果が得られない場合もあります。と言うのもベンチプレスと言う種目はそもそもコンパウンド種目で、大きく分けて、大胸筋・上腕三頭筋・三角筋前部などの筋肉の複合動作によって行われます。このため動作の主動筋が必ずしも大胸筋になるとは限りません、人によっては大胸筋よりも上腕三頭筋に効いてしまいベンチプレスでの大胸筋肥大は望めなくなってしまいます。グリップの幅、脇の開度などや運動神経も関わってきます、この様な人は思いきって胸の日からベンチプレスを外してみるのも一つの選択です、何故外してしまう必要があるのかは中途半端に残してしまうとムダに体力を使いますし、変に依存心が残り、結局今までとあまり代わり映えのないルーティンになってしまいます、思い切って外してしまう事により、ベンチプレスに変わるバルクアップのためのヘビーウェイト種目を探さなければならなくなります。この変化こそがあなたの体型にモデルチェンジをもたらしてくれるのです。さぁ、勇気ある選択を!  
       
   
 
       
 
 
       
  スピードスケートの選手や競輪の選手は大腿部が非常に発達していますが彼らの脚が太いことに着目して彼らの太さの秘密に興味を持つボディビルダーをたまに見かけますが、ちょっと待ってください、彼らの脚は本当にボディビルダーが憧れるほど太いのでしょうか?確かに有る程度のサイズはありますがそれは上半身に比べての話です、実寸で計測すればおそらくボディビルダーの方がかなり太いでしょう。だいいち彼らの目的はより速くであり、その副産物として筋肥大している訳でしょ、ボディビルダーは筋肥大が目的ですから負けていてはいけないしもっと筋肥大の専門家でなくてはいけないと思いませんか。  
       
   
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  相撲取りは一日の生活の中で”昼寝”と言うのがありますがこれはお腹いっぱいに、ちゃんこを食べた後それをエネルギーに使わずため込もうと言う考えからです。ボディビルダーの筋肉の育成もトレーニングで筋力を使う以外は本当は使わない方が好ましいのです。考え方としては全力でトレーニング、全力で栄養補給、全力で休息。これが筋肉の育成の究極の生活です。このようなことは実際には無理でも出来るだけそれに近づけるため、移動は車やバイクを使う。エレベータやエスカレーターを使うようにするなどトレーニング以外では怠惰な生活が好ましいのです。  
       
   
 
       
 
 
       
  私は減量期のの初期段階と中期において、一週間に一度だけのブレイクデーを設けています。つまり週に一度だけ何でも食べ放題の日です。これには理由がありまして一つは週に一度だけ解放日を作ってやる事により連続した減量生活は6日間しかない事になります。6日ガマンすれば解放日が来るのであればガマンも出来ますよね。二つ目の理由は、動物は
元々長期間殆ど物が食べられない状況(冬眠も含む)が続くと代謝や心拍数が落ちてきて「飢餓モード」と言う非常に燃費の良い状態になってしまいます。こうなってしまってはいくら基礎代謝がいい人でも食べていないのに体重が落ちないと言った状況になります。こうならない様に自分の身体を騙すのです。つまりずっと低血糖の日々が続く事を避けるため週に一度、揺さぶりを掛けるべく血糖値を上げてやるのです、この行いにより身体のほうは「飢餓モード」に入る必要を感じなくなり、また翌日から代謝のいい身体の日々が続きます。7日間のうち6日ダイエットで1日ブレイクなら7日間の総摂取カロリーはマイナス計算ですし、我々ボディビルダーは筋肉量が一般人よりも多いため元々基礎代謝は良いはずですから体制には影響有りません。そして三つ目は脚のトレーニングなどのスタミナを必要とする日を週のはじめに持って来るのです。もちろん前日蓄えたスタミナをぶつけるためです。これらのやり方は私の場合コンテストの4週前まで続けます、ですからトータル15キロ以上に及ぶダイエットでも本当のガマンは1ヶ月だけです。これなら減量も楽ですね。
 
       
   
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  ウエイトトレーニングを行う上でトレーニングベルトやストラップ、サポーターなどのサポートアイテムは非常に便利な物です。しかし時折その用途を正しく理解していない人を目にします。たとえばベルトですが、ずっと装着したままの強さでトレーニングを行っている人を多く見かけますが、そもそもトレーニング用ベルトは腹圧がしっかりかかる位きつめに締めないと意味がなく、装着したまま話したり笑ったり出来る様な締め具合ではゆる過ぎて役に立たないはずです。また、ストラップを使用せずに背中のトレーニングを行っている人。こういう人達も十分な強度は背中には伝わっていないはずです。後背筋のような強力な筋肉に負荷をかけるためには握力が保たないくらいの強度が必要ですし、強く握ってしまっては上腕筋や上腕二頭筋に力が入りやすく、結果腕の筋力の参加率が上がってしまいます。また減量時などは関節のまわりの脂肪もなくなりますので、各関節が多少不安定になります。ですからサポーターなどを使って未然に怪我を防ぎましょう。これらのサポートアイテムが上記のような状態でトレーニングが出来ている人はおそらくそれなりの強度でしかトレーニングを行っていないということになります。  
       
   
 
       
 
 
       
  よくボディビルダーはナルシストだと言われますが、私はいい意味でナルシストでなければならないと思っています。つまり自分の姿を見て慢心してしまうのではなく、鏡に写った自分の姿の良いところも悪いところも冷静に受け止めて、より良くなるために自分を知る、と言う意味です。ですから常に鏡で自分の身体をチェックし、ポーズの練習などをする事はとても大切な事です。お化粧をする女性が鏡を見ながら「私ってなんてブサイクなんでしょ」なんて思いながら化粧して良くなるわけがありませんよね、アイラインを引く、シャドウを入れるごとにどんどん美しくなっていく自分に納得しながらするものですね、ですからジムでトレーニングする時は出来るだけ露出度の高いスパッツやタンクトップなどで自分の身体をチェックしながら行った方が良いのです。昔、こんな話を聞いた事があります、スポーツクラブに痩身目的で入会する女性が、太っている自分の身体を隠す様なダブダブのスウェットを着用しているケースと勇気を出してレオタードを着ているケースとありますが二つのケースを比較すると後者の方が早く効果が出たと言う事です。  
       
   
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